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【プレスリリース※6/16更新】2020年コロナ禍における「お買い物実態」を分析

2020年6月16日

2020年 コロナ禍における「お買い物実態」を分析

東京アラート発令後、来店数は減少。お買い物単価・点数は、ほぼ平時のスタイルに戻ったか。
外出自粛期間中の急伸カテゴリ(リキュール・製菓材料等)は完全に落ち着く。即食カテゴリが急伸。

新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が首都圏でも解除され、事業者に対する休業要請などの緩和が段階的に進んでいます。一方、東京アラートが発令されるなど、感染「第2波」が警戒されており、引き続き、「3密」リスクのある場所として、スーパーにおける消費者の来店動向が注視されています。

また、新型コロナウイルスの感染拡大による景気悪化や、今後の経済動向に注目が集まる中、日常生活での「お買い物」による支出動向や、時間の経過とともに消費者の「お買い物」商品がどのように変容していくかなど、スーパーでの購買動向の観測が必要だと考えます。

全国の食品スーパー様やメーカー様に、ID-POSデータを活用したストアマネジメントサービスやプロモーションサービスを提供しているマギー株式会社(本社:沖縄県豊見城市、代表取締役社長:山川朝賢)は、ID-POSデータを弊社独自に加工・集計した「i-codeデータ」から、緊急事態宣言解除後の食品スーパーでのお買い物行動の実態について分析しました。

【分析データについて】
本年1/6週から6/8週までの購買データを分析しています。なお、本分析は、首都圏(1都6県)の約300店舗、約150万IDを対象としています。

①来店客数・来店回数の実態

本年1/6以降、来店客数および一人当たり来店回数の推移を週次で分析しました。

年始より首都圏での緊急事態宣言発令までの間、来店客数・来店回数がともに高い水準で推移しており、消費者による「買いだめ」行動が目立った。一方、宣言発令後は、客数・回数とも減少し、特に来店回数が急減したことから、消費者の「まとめ買い」行動が顕著となった。首都圏で宣言が解除された5/25週以降、客数・回数が増加傾向にあったが、東京アラート発令以降の6/8週は減少に転じた。

②購買単価・購買点数の実態

本年1/6以降、一人当たりの購買単価および購買点数の推移を週次で分析しました。

年始より首都圏での緊急事態宣言発令までの間、購買単価・購買点数ともに増加し、発令後は、さらに増加し、「買いだめ」「まとめ買い」が進みました。全国での宣言解除が進んだ5/4週以降、単価・点数は継続的に減少していましたが、直近3週間は大きな変化がないことから、平常時の買い物スタイルにほぼ戻ったと考えられます。

③来店時間帯の実態

直近週(6/8週)の来店時間帯を、前年同週および前週と比較・分析しました。

前年同週と比べると、10時~14時までの来店客数が増加し、19時以降は減少していることから、特に夜間の外出を避け、日中に買い物を済ませる意識が見られます。

また、前週と比べると、比較的空いている12時~15時台の来店客数が減少した一方で、混雑時間帯の午前中の来店客数が増加し、来店時間帯の平準化が後退したことが分かります。

④カテゴリ別の購買実態

5/25週・6/1週のカテゴリ別購買金額を前年同週と比較し、伸長率上位30位をランキング形式で分析しました。

5/25週に比べ、在宅長期化に伴い需要が急増したリキュール(黄色)や製菓材料(橙色)が大幅にランクダウンし、また、健康を意識した食材(緑色)が上位から外れ、緊急事態宣言解除による消費動向への影響がうかがえます。一方、外出自粛期間に急伸した即食カテゴリ(青色)が、ランクアップ・ランクインしています。

売上急増ランキング(前年比)

【本件に関する問い合わせ】
マギー株式会社 (担当:ソリューション事業部 嘉手納)
TEL:045-222-6224  e-mail:kadena@magee.jp  Web: https://magee.co.jp/

【マギー株式会社 会社概要】

マギー株式会社(本社:沖縄県豊見城市、設立年月日:2017年4月19日、代表取締役社長:山川朝賢)は、全国から集まるに日次数百万レコードの小売店のID-POSデータを基に、パーソナルプロモーション・データ分析などリテールマーケティング領域における革新的なソリューションを提供しています。
◾︎本社所在地:沖縄県豊見城市字豊崎3番地71
◾︎設立:2017年4月
◾︎資本金:274,999,775円
◾︎代表取締役社長:山川朝賢
◾︎URL:https://magee.co.jp/

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