①来店客数・来店回数の実態

本年1/6以降、来店客数および一人当たり来店回数の推移を週次で分析しました。

年始より首都圏での緊急事態宣言発令までの間、来店客数・来店回数がともに高い水準で推移しており、消費者による「買いだめ」行動が目立った。一方、宣言発令後は、客数・回数とも減少し、特に来店回数が急減したことから、消費者の「まとめ買い」行動が顕著となった。首都圏で宣言が解除された5/25週以降、客数・回数ともに増減が繰り返されており、東京アラートが解除された翌週の6/15週は増加に転じたが、直近6/22週は減少した。

②購買単価・購買点数の実態

本年1/6以降、一人当たりの購買単価および購買点数の推移を週次で分析しました。

年始より首都圏での緊急事態宣言発令までの間、購買単価・購買点数ともに増加し、発令後は、さらに増加し、「買いだめ」「まとめ買い」が進みました。全国での宣言解除が進んだ5/4週以降、単価・点数は継続的に減少しており、直近の6/22週はさらに減少が進みました。

③来店時間帯の実態

直近週（6/22週）の来店時間帯を、前年同週および前週と比較・分析しました。

前年同週と比べると、午前中の来店客数が減少した一方、日中の16時までは増加しており、11時台の混雑ピークを回避する傾向が見られます。夕方以降の来店傾向は前年同週と変わりませんでした。

また、前週と比べても、午前中の来店客数が減少し、日中の16時までは増加したことから、日中の混雑回避の傾向が見られます。一方、最も混雑する夕方の来店客数が僅かに増加しました。

④カテゴリ別の購買実態

6/8週・15週のカテゴリ別購買金額を前年同週と比較し、伸長率上位30位をランキング形式で分析しました。

6/8週に比べ、在宅長期化に伴い需要が急増したリキュール（黄色）および製菓材料（橙色）がランクダウンし、外出自粛の緩和による消費動向への影響がうかがえます。

売上急増ランキング（前年比）